未来がない恋があることを私達は知らなかった。
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今日も一日が始まると思うとなんだか憂鬱になる。


美咲は寝起きのボザボサ髪の毛を整えながらふと思った。


昨日がまた始まらないかな、

と思ったことは人間誰しも思ったことだろう

そんなことを考えているともうすぐ家を出ないと


いけない時間になっていた。


「お母さん、行ってきます!」

と、母に似た声で元気よく言って


美咲は家を後にした。
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