抱えるカダイ
一章





気が付いたのは数日後の午後だった。






チュンチュン



白いカーテンが風にひらひらと揺られ、
太陽の日差しが寝ているベッドを
温かく照らしていた。

キンモクセイの香りが、幾分か
気分を和らげてくれているようである。





まだ頭がぼーっとしている。
< 5 / 11 >

この作品をシェア

pagetop