わたしの恋


そんなことを思っていると、紗奈がレジに並んでいるのが見えた。

急いでサンドイッチと野菜ジュースを買ってレジへ向かった。


「お昼、それだけ?」

「えっ」


声をかけられてふと顔をあげると、さっきのお兄さんだった。

ドキッとしてしまった。声をかけられるなんて!


「あっ・・・えっ、はい・・・」

「そんなんじゃ、講義持たないよ?ちゃんと食べないと」

「あ、はい・・・・・・」


彼は、ニコッと笑った。


か、かっこいい・・・・・・。


「新入生だよね?2年生になるまでは学食が使えないから大変だろうけど、頑張ってね」

「え?」

「じゃあ、気をつけて。ありがとうございました」


こうして彼との会話は終了してしまった。

2年生になるまでは学食が使えない?

どういうことだろう。



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