冷たくとも好きなんです!



「それが、あんたの答えですか?」


安城君が問う


「だから言ったでしょ、俺のだから」


「分かりました、今は諦めます

でも、平石が泣くような事があったら奪いますよ」


と、安城君は蓮先輩に堂々と言って正門の方へ向かって行った


蓮先輩が私を見下ろす


「ちゃんと聞いたよね

あれが、俺の答え」


はい


聞きましたよ、先輩の答え



< 23 / 34 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop