foreverlove ~君がくれた恋~
「それじゃ、戻りましょ。もうすぐ婚約者の発表があるから!」
「はい!」
それから、2人で戻り
発表の時をまった。
「長らくお待たせしました。それでは
お時間が経ちましたので、歩様の婚約者発表に参りたいと思います。」
なぜか、わたしがドキドキしている。
「姫乃ちゃん。婚約者辞退してっていったの
やっぱりなしにして!」
ぼそっと言う楓さん。
「え?」
「いいの。姫乃ちゃんのこと応援してるから。」
笑ってる楓さん。でも、どことなく悲しそうな顔をしている。
ほら、その顔をさせてるのは邪魔なわたしじゃん。
わたしはお母さんが大好き。だからこそ
お母さんみたいにはならない。
「それでは発表いたします。歩様の婚約者は
姫乃さんです。」