foreverlove ~君がくれた恋~
「ただいま。」

昨日と今朝と親ともお姉ちゃんとも会話はしてない。

顔を合わせるのも嫌なのだろう。

慣れたけど、やっぱり寂しい気持ちはわたしにもあるんだ。

「おかえり。」

久しぶりに返ってきた返事。

「あ、お姉ちゃん。」

「姫乃じゃん。久しぶりだね。」

そう笑っていうお姉ちゃんはいつもと同じ。

「うん。お母さんは?」

「さぁ?買い物なんじゃないの?」

「あ、そっか。」

気まずいわけでもない。けど、どうしても

距離が出来てしまうわたしたち。


「あ、そういえば…。蓮琉が帰ってくるみたいよ。」

その名前。私がもう二度と聞きたくない名前。




















蓮琉…。
< 15 / 123 >

この作品をシェア

pagetop