foreverlove ~君がくれた恋~





「お、6時…。」

今日は1時間早く起きた。


1回の洗面台に迎う。

この目の色。ただの淡いブルー。

髪の色は茶色。

全部、お母さん譲り。

このせいで沢山いじめられてきたけど

嫌だと思ったことは1度もない。

「あ、お姉ちゃん。」

お姉ちゃんは黙って私を見ていた。

「なに?どうしたの。」

私が朝早くからここにいるのが不思議なんだろう。

「いや、ちょっと…。」

今日は早く起きて目の色を黒のコンタクトにしようとしていたところ。

「お母さんの事気にしてるの?」

「別に。お母さんなんて…。」

「わたしはその目を見るとあんたのお母さんを思い出すの。」

そっとそれだけ言うお姉ちゃん。

だからって、毎日コンタクトするほど

わたしも暇があるわけでもない。

「そうだよね。知ってる。」

「あ、ごめん…。でも、別にわたしは嫌なわけじゃないから。」

「あ、うん。」

お姉ちゃんはそれだけ言って出ていった。

いずらくなったのかもしれない。

でも、わたしだってこんな色したくて

生まれてきたわけじゃない。

だから、お姉ちゃんを否定出来るわけでもないし…。

目に滲む涙をそっとふいて、コンタクトをいれた。

涙で滲んでるせいか、よく見えない。

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