foreverlove ~君がくれた恋~
今日もお姉ちゃんの所に行く。
「お姉ちゃ…。」
まさか、歩がいたなんて。
「歩…。」
泣いてたのかな。
「姫乃…。」
「なんで凛々花は…。
姫乃を庇ったんだろーな。」
歩が言ったことはわたしが想像してなかったこと。
「え……?」
「凛々花が庇ってなければ、こんなふうにはらずにすんだ。」
「…。」
そうだ。みんなそう思ってる。
なんでこうなったのがお姉ちゃんで
わたしじゃないんだって。
なんで凛々花なんだって。
なんで姫乃じゃないんだって。
なんで庇ったりしたんだって。
「ごめ…ん。わたしが…。お姉ちゃんをこんなふうにさせたんだよね。ごめんね。」
わたしは泣いちゃいけない。
笑ってもいけない。
「いや…ちが…そういう意味じゃない。」
「ううん。みんなそう思ってるよ。言わないのはお姉ちゃんが生きてるから。」
ちゃんと生きてる。
そうだよね?お姉ちゃん?