foreverlove ~君がくれた恋~


歩は優しいね。

家でっか。

なに?!お城?

「家大きいんだね…。」

「そう?普通だろ。」

いや、普通だろ。じゃないよ。

普通がこれだった、うちは犬小屋だよ。

「まぁいいじゃん?こいよ。」

そういえば、椎名グループの一人息子だっけ?

大切にさてれんだろうな。

大企業の息子だもんね。

「「お帰りなさいませ。歩ぼっちゃま。」」

うわ、メイド…さん?

「ただいま。」

「あら、お連れの方ですか?」

「ああ、俺の部屋まで案内してくれ。」

「はい。かしこまりました。でわ、こちらです。」

「え?歩?」

「あぁ、ちょっと待ってろ。」

そういうとどこかに行く歩。

「こちらです。」

また、部屋もでかいこと…。

「うわ、綺麗。」

黒一色。殺風景な部屋。

ベットでっか。

あ、アルバム…?

開いていいかな?

「あ、お姉ちゃん…。」

アルバムには、お姉ちゃんと蓮琉と歩。

3人で写っている写真がある。

仲良かったんだね。

相変わらず。


「なに、お前まさか覗きが趣味?笑」

笑いながらこっちを見てる。

いつからそこにいたのよ。

アルバムをバンっと閉じて

元の場所へ戻した。

「そんなしんじゃないから。」

「ふっ。笑
知ってるし。」

「なにあんた!むかつく。」

「面白いやつ。で?なにがあったんだよ。」

「なにって…。それは…。」

「言いにくいんならいいよ。」

「ちが…。あのね、わたしと蓮琉…






















兄妹だった。」
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