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って、なんで朝からこんなにむやみに近づいて来るんだろう?それに、この人絶対に私の事からかってる。


それが分かるのに、赤く染まった頬はなかなか熱を引かない。


どうして?どうしょう?そんな思いが行ったり来たりしてる中、当の宝生さんときたらなに食わぬ顔で朝食の準備を始めてるし。私ばかりがドキドキしている。


あーあ、朝からなんなんだろ?宝生さんに私何かしたっけ??


「それより棗ちゃんいつまでそこに立ち尽くしてんの?いい加減着替えてきたら」


「……」


私など一切見ずテーブルに朝食を淡々と並べる宝生さんの台詞で私は自分の今の状況にハッとする。彼の言う通り、私は何ぼーっと突っ立っているんだろ?


「あのさ、その格好、かなり目に毒なんだけど。一応は俺だって男なんだけど」


「………」

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