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仲直りって、結達喧嘩してたの?
宝生さんの台詞に疑問を感じながら、でもだったらなぜ?。なんて新たな疑問まで浮上してきた。
まぁ二人は付き合ってるんだし邪魔はしたくないけど、でも自分の部屋に入るぐらいいいんじゃあないかな?
そんな私の気持ちに気が付いた宝生さんは、私から少し目線を逸らした。そして言いずらそうにぼそぼそと呟いた。
「いや、あのさ、今入ったら気まずいというか、いや、二人がヤってるというか……」
え?
「いや、だから、とにかく飯いくぞ!飯!!」
宝生さんはそう言うと強引に私の手を引いてすたすたと歩き出す。
私はいつの間にやら彼に手を引かれ歩き出してた。