君が好きになるまで、好きでいていいですか？

「あ、その資料ファイル資料室に片付けるの手伝うよ。半分持つから………」

企画近くにある資料室へ分厚い資料ファイルを元にあった場所に戻しに行かなければいけない

一緒に来ていた企画部の社員はコピー録りのため先に帰っていっていた


「あ………」


「いいよ、俺が行く。お前は早く打ち合わせ内容の報告書作成に入れ。言っとくが誤字脱字厳禁だ。」

そう言って、ファイル資料を取り上げた後藤

忙しいはずの後藤の行動に思わず呆気にとられる高石

「え、課長これからムロイへじゃあ………」


「…………別にこれくらい時間にはまだ余裕があるし、仕事を抱え込まないように、北川たちの報告書は俺が目を通さなくても、お前が助言を出せば大丈夫だろ………」

そう言って全部のファイルを持ち上げ、万由に視線を向ける


「あ………ありがとうございます」

そんな万由に笑顔を見せる

「……………」


「それと………さっきの飲み会は俺も参加で」

そう言って万由に続いて会議室を出ていった



「はぁぁぁっ……………分かりやすぅ」


思わず関心する高石