君が好きになるまで、好きでいていいですか?
「はあ…………」
なんでこの人私に告白してきたんだろう?
PM 0:00 社員食堂
「万由~!こっちこっちぃ」
混雑する食堂の中、先にきて席を取ってくれた歩美が万由を呼ぶ
「さすが早いね歩美さん。営業部の方が食堂に近いのに」
もうすでに定食をテーブルまで持ってきてある歩美、万由は自前のお弁当を持って隣に座った
「心配だったに決まってるじゃない…………
どう? なんかプチ社内恋愛してる気分にならない?」
なに? プチ社内恋愛って…………
「ならないよそんなの、私は…………」
「ここ、いい?」
低く、優しい声が頭の上から落ちてきて、歩美が手招きする
「どうぞっ、どうぞっ」
万由の向かいの席に、A定食を持った後藤課長がそこへ座る
「…………」
なんか急に接触多くなったなぁ…………
「沢村さん、お弁当なんだ。手作り?」
「…………節約で」
今日は周りに桜井さんとか、お付きの人達はいないんだ
「あ、一人暮らし?」
「…………」
「万由は、実家は都内なんですけど、家からは遠くて一人暮らしなんですよ」
隣の歩美がペラペラと話始めた
「あっ歩美さん!!」
「へぇ………じゃあこの前の彼氏と一緒に住んでる訳じゃないんだ」
「!!」
「えっ?後藤さん、慧斗くんに会ったんですか?」
「慧斗くん? って沢村さんの彼氏?」
後藤が完全に話の相手を歩美に変えて向き直す
「歩美さんっ!!」
万由の静止も聞く耳無しの様子で話だす
「彼氏じゃないですよ。ただの幼馴染みであっちはしっかり彼女持ち」
「な……………っ!!」
「へっ? じゃあ沢村さんフリーなの?」
なんでこの人私に告白してきたんだろう?
PM 0:00 社員食堂
「万由~!こっちこっちぃ」
混雑する食堂の中、先にきて席を取ってくれた歩美が万由を呼ぶ
「さすが早いね歩美さん。営業部の方が食堂に近いのに」
もうすでに定食をテーブルまで持ってきてある歩美、万由は自前のお弁当を持って隣に座った
「心配だったに決まってるじゃない…………
どう? なんかプチ社内恋愛してる気分にならない?」
なに? プチ社内恋愛って…………
「ならないよそんなの、私は…………」
「ここ、いい?」
低く、優しい声が頭の上から落ちてきて、歩美が手招きする
「どうぞっ、どうぞっ」
万由の向かいの席に、A定食を持った後藤課長がそこへ座る
「…………」
なんか急に接触多くなったなぁ…………
「沢村さん、お弁当なんだ。手作り?」
「…………節約で」
今日は周りに桜井さんとか、お付きの人達はいないんだ
「あ、一人暮らし?」
「…………」
「万由は、実家は都内なんですけど、家からは遠くて一人暮らしなんですよ」
隣の歩美がペラペラと話始めた
「あっ歩美さん!!」
「へぇ………じゃあこの前の彼氏と一緒に住んでる訳じゃないんだ」
「!!」
「えっ?後藤さん、慧斗くんに会ったんですか?」
「慧斗くん? って沢村さんの彼氏?」
後藤が完全に話の相手を歩美に変えて向き直す
「歩美さんっ!!」
万由の静止も聞く耳無しの様子で話だす
「彼氏じゃないですよ。ただの幼馴染みであっちはしっかり彼女持ち」
「な……………っ!!」
「へっ? じゃあ沢村さんフリーなの?」