君が好きになるまで、好きでいていいですか?


『あの…………大丈夫ですか? 具合が悪いんですか? 熱は無いみたいですけど』


徹夜明けの疲れた俺の額に温かい手を充ててくれたキミの


その少し心配そうに眉を歪め、頭を傾げた顔


『こんなところで眠ってしまうと、風邪引きますよ』




その時俺が、キミに対してどう想ったか




もっと、そばにいたい


笑顔がみたい


話しがしたい


触りたい


キスしたい


抱き締めたい


この手の中でキミを…………



一瞬にして、俺の理性が壊れそうだった
その俺を覗き込んだキミの顔に





まさかの一目惚れだったんだよ………


いつか抱いてみたいと想ってしまったら、

もう……………


君が好きになってくれるまで
俺は、諦められなくなった



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