君が好きになるまで、好きでいていいですか?

屋上の重い扉を開けて戻ろうとする彼女を呼び止めた



「万由………」


こうして名前を呼んで振り向いた君に訊きたい


「俺をどう思ってる?」


そう言って君の答えを期待する





「…………好きですよ、かなり」









        《Fin 》


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