君が好きになるまで、好きでいていいですか?
「沢村さんも気を付けてね」
……………でも、浅野主任はやっぱり仕事を仕切るのも上手いし、企画部としての発想なんかも一目措かれているし、間違っても事務の子にオーバーワークなんてさせない
企画部としての仕事も結構合っているんじゃないかと思うんだけど………
何だか自分の上司を他の部署の人に悪く言われるのって、ムカツク
「沢村さん、顔赤いけど大丈夫?」
「へっ?だっ大丈夫れす」
声を掛けられた方を見ると、心配そうに顔を覗き込む後藤課長が隣にいた
一瞬、呂律が回らなかった口を押さえた
ヤバイ、話をただ聞いてたら手持ち無沙汰でつい飲んでた
いつの間に隣に移動して来た後藤課長のもと居た席から、うらめしそうに睨む桜井亜沙美がいた
この状況はまずい!!
「あのっ、ちょっと私トイレに…………」
ガクンッ?!
わっ………!!
「危ない!」
急に立ち上がると、足が思いの外言うことをきかなかった。
思いっきり後藤課長にダイブしてしまった
「すっ…………すみましぇん」
凭れかかったまま力が入らない為になかなか離れられない
「大丈夫?もう、送って行こうか?」
後藤課長のその言葉に何人かの女子社員がキャッ……と騒ぎだした
「いっ………いえっ結構れすっ!!」
「でもっ…………」
♪~♪~♪~
よろけながら机に置かれた携帯電話に急いで出た。
「慧ちゃん?」
「……………」
座り込んだまま携帯で話をする万由を、課長は黙って見守った
……………でも、浅野主任はやっぱり仕事を仕切るのも上手いし、企画部としての発想なんかも一目措かれているし、間違っても事務の子にオーバーワークなんてさせない
企画部としての仕事も結構合っているんじゃないかと思うんだけど………
何だか自分の上司を他の部署の人に悪く言われるのって、ムカツク
「沢村さん、顔赤いけど大丈夫?」
「へっ?だっ大丈夫れす」
声を掛けられた方を見ると、心配そうに顔を覗き込む後藤課長が隣にいた
一瞬、呂律が回らなかった口を押さえた
ヤバイ、話をただ聞いてたら手持ち無沙汰でつい飲んでた
いつの間に隣に移動して来た後藤課長のもと居た席から、うらめしそうに睨む桜井亜沙美がいた
この状況はまずい!!
「あのっ、ちょっと私トイレに…………」
ガクンッ?!
わっ………!!
「危ない!」
急に立ち上がると、足が思いの外言うことをきかなかった。
思いっきり後藤課長にダイブしてしまった
「すっ…………すみましぇん」
凭れかかったまま力が入らない為になかなか離れられない
「大丈夫?もう、送って行こうか?」
後藤課長のその言葉に何人かの女子社員がキャッ……と騒ぎだした
「いっ………いえっ結構れすっ!!」
「でもっ…………」
♪~♪~♪~
よろけながら机に置かれた携帯電話に急いで出た。
「慧ちゃん?」
「……………」
座り込んだまま携帯で話をする万由を、課長は黙って見守った