君が好きになるまで、好きでいていいですか?


「万由、ごめん。送ってく…………」

慧斗のその言葉に首を振った



「…………ここで待ってる」


また、困らせているのは分かってる

「片付けして、ここで慧ちゃん帰ってくるのずっと待ってるから、お願い帰って来て」

慧ちゃんは私が好きだって言ってくれた
ずっと一緒にいたいのは、私だって
私と付き合うために和音さんと別れたって

慧ちゃんの彼女は今は私だ………


「…………万由」


「待ってるから」



「……………」






< 86 / 333 >

この作品をシェア

pagetop