君がくれた物語
2 episoudo

「ん...?ここどの?」
目の前に見えるのは真っ白い天井
「たしか私トラックにひかれて...」
「トラックにひかれて!!?? ない?」
と少し混乱していると
「ミキ気がついたの!!?」
この声は聞いた事のある毎日聞く声だ
「お母さん?」
「そうよ、お母さんよ?わかる?」
「わかるよ〜そこまでばかじゃないよ〜
「ちょっとお母さん先生呼んでくるわね
とお母さんは急いで先生のもとに向かっていった。
「たしか私、あの時猫を助けて...そしてトラックにひかれそうになって..そこで何かあったような...でも思いだせない。」
と考えていると
「ミキさん大丈夫ですか?私佐々木といいます。ここの病院の医師です。」
「あ、はい特に痛むとこもありませんし大丈夫だと思います。」
「そうですか。それはよかった。足の骨折以外は特に大丈夫そうですね。これならリハビリ入れて4週間で退院出来るでしょ。」
「え?4週間?」
「え?はい安静にしても早くて4週間遅いとそれ以上はかかりますよ?」
それは思ってもいなかった答えだった
「どうにか学校に行けないんでしょうか?」
「ん〜、早くても4週間焦らずコツコツとやるしかないでしょうね。」
「そうですか」
「ちょっとお母さん先生話しがあるからまたあとでね。先生ちょっといいですか?」
「うん」
長く遠い過酷な日々がそれから始まった
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