復讐

まぁ、いいや…。

「ありがとう、ございました」



－1時間後－

目の前には学園長室がある。

「失礼します」

「どうぞ」

「僕は6月から転校してくる華都 珠樹です」

「あぁ、珠樹さん。ようこそ、殊覇羅学園へ。腰をお掛けになってください」

「は、はい」

しつれいします、といい理事長の前に腰をかけた。

「とりあえず…。学園長の宇野 春（うの はじめ）です。それで、珠樹さんの寮はんーと…、帝寮（ていりょう）の3階の922号室ね。で、学校は、中等部3-1。学科はここの学校ないから」

「あ、はい」

「それで、パスポートもってるよね」

うなずいて、ポケットに入っているカードを取り出した。

「それに数字とアルファベットが書いてあると思う、それが君のこの敷地でいるすべての情報源となるかあらなくさないように。あとそれ、今からその情報をコンピューターに取り組むからかして」

それから10分間取り込む間に学園のことを知った。中等部、高等部、大学、大学院があること、長期休み以外基本敷地外に出ること禁止などなど…。


「ありがとうございました。あさってから学校に行こうと思ってます。明日は敷地を回ってみようと思います」