復讐
-帝寮 922号室-

ここか…、922号室。3階なだけあって景色がきれいだ。

「お邪魔します…」

広い…。ここはなんだ!?ほんとに学校か?!

「とりあえず…。荷物と921・923号室にあいさつ…しなきゃ…」

荷物は1,5リットルのダンボール6つ分しかないからすぐに終わる、てかある程度のものはこの寮にそろっている。

「さてと、挨拶にいくか…」


921号室
ピンポーン…

「はぁい!」

中から元気そうな声がする。インターフォンから声がしたと思ったらすぐに扉が開いた。

がちゃ…

「…どちらさん??3階にくるって…」

かわいい顔をした、グレーの髪の子が扉の向こうから出てきた。

「あ、わ…僕、転校してきた華都 珠樹です、あさってから学校にいくので宜しくお願いします」

「転、校…??そうなんだぁ!宜しくね、でも、なんで3階にきたん??」

なんでって…それは…。

「3階に自分の寮部屋があるから…ですけど…」

「え…ここの階に…?そう、なんだ…。あ、僕は春木 みゅうだよぉ」

「春木さん…それじゃぁ」

ここを離れようとすると…。

「あ、まって。923号室のこうめいのとこは行かないほうがいいよ、今は…」

え?どうしてだろう…。

「どうしていかない…」





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