復讐

がちゃ…


「ありがとうな」

「ああ」

言いかけたところで923号室から明るい茶髪の男と、黒髪に赤のメッシュが入った髪の2人の男の人が出てきた。

「あ…、こうめいたち、タイミング悪すぎだよぉ…」

「ん?おい、みゅう、誰だそいつ」

明るい茶色の髪の男が春木さんに尋ねた。

「あ…僕は、転校してきた華都 珠樹です」

「なんで転校してきただけで挨拶に来た?」

「あのねこうめい、たまちゃんは922号室なんだよ」

横から1人の男が声をかけてきた。

「まじかよ…。とりあえず、俺は香雀 鳴梨(こうじゃく めいり)。923号室」

「俺は宇野 李冬(うの りとう)、924号室」

え、うの…り、とう…??

「あ…は、はい…」

「たまちゃん大丈夫…?」

「…だ、大丈夫、です。あの、部屋、もどるんで…」

何でだろう…。これは神様が出した此処での課題なのか…??

「…あ、やばっ」

…バタンッ

「おい!!大丈夫か?!おい!!珠樹!!」

たま、き?自分か…。……。


そこからの記憶は…………ない。


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