復讐
「いってきます」

とうとうきた、家を出て行く時間…

「かぁさん、俺も駅にいって来る」

「こんでええよ…」

そういっても私の弟なだけあってなかなか引かない性格…。

「分かった…」


駅に行くまではほぼ無言…。

何のためにきたのかが分からない。

「…ねぇ、何のためについてきたん?」


いくら待っても弟からの返事がない。

「…」

「…」

「…あのさ、昨日頼らんかったってゆったけど、話したのが自分なりの頼り…」

これは事実。

「…そう、なん…」


結局その後何も話さずに駅に着いた。


「誰もきてないか…まだ9:25だしな…」








< 5 / 25 >

この作品をシェア

pagetop