【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
「行かねぇよ」
急にどこからか声がして。
驚いて振り向くと、なんとそこにはカバンを持ったナツくんが不機嫌そうな顔で立っていた。
どきっ…。
心臓が止まりそうになる。
ウソ…、どうして…。
「はっ?なんだよ橘じゃん。
なんでお前が…?」
星野くんも目を丸くしてる。
するとナツくんは、私の腕をギュッと掴むと自分の方へ引き寄せて。
星野くんをジッと睨みつけた。
「つーか、行かせない」
えっ…!
「いやちょっ、なんだよ急に」
そして私と目を合わせると、
「鈴菜、」
…ドキッ。
「ちょっと用あるから来い」
そのまま強引に腕を引いて連れ去って行った。