【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
ドキドキ…ドキドキ…。
いったい何が起きてるんだろう。
わけがわからない。
ナツくんはそのまま早足でスタスタと歩いていく。
私は必死でそれについて行って。
だけど急にふと彼は、廊下の真ん中で立ち止まった。
「…ごめん」
えっ…、
しかもいきなり謝られて。
そのまま私の腕をパッと離す。
「う…ううん、大丈夫…っ。
でもあの、用って…」
「…べつに。用なんかねぇけど」
「…えっ!?」
あれ?じゃあなんで…
今用があるからって…。
するとナツくんはうつむきながらボソッと言った。
「……ムカついたから」