【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
…えっ?
ムカついた…?
「あいつ…お前のなんなの?」
…ドクン。
まるで問い詰めるかのようにじっと見つめられて。
心拍数がますます上昇した。
「あんな馴れ馴れしい奴いちいち相手してんじゃねーよ。
わざわざ毎日勉強教えたりとか…、
このお人好し」
「…っ、え?い、いや…、
そんな…っ」
そう言われて慌てる。
そんなに私、毎日星野くんの相手してたのかな?
というか、ナツくんからもそんなふうに見えてたんだ。
でもどうしてそれを怒ってるのかな…。
するとナツくんはさらに私と距離を詰めると、そっと頬に手を伸ばした。
大きな手が私の左頬に触れて。
それから少し切なげな表情を浮かべたかと思うと、私をじっと見下ろす。
「あんま、触らせんなよ…」