【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
…どきっ。
えっ…、
「な…、ナツくん…?」
その言葉に驚いた。
ナツくんの黒い瞳が揺れて、その視線に飲み込まれそうになる。
どうして…そんなこと言うの…。
それじゃあまるで……ヤキモチみたい。
頬に触れた手が熱くて、そのままのぼせ上がってしまいそうなほど。
星野くんに触れられてもなんとも思わないのに、ナツくんの手が触れると体が瞬時に熱くなるんだ。
どうしてかな…。
「…ってべつに、俺が言えたことじゃねーけど」
だけどナツくんはふいにそう呟くと、視線をパッとそらし、同時に手を離した。
そしてそのまま背を向ける。
「…まぁいい、帰んぞ」