【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
私をまっすぐ見つめながらそう言った。
「…っ」
思わず耳を疑ってしまう。
ウソでしょ…そんな…
「好きだ」
「えっ…」
今、なんて……
ナツくんは真剣な表情で私を見下ろす。
「祭りの時はいきなりあんなことしてごめん。
でも、いい加減な気持ちじゃないから…。
ずっと鈴菜のこと好きだった」
「……」
息をするのも忘れてしまいそうだった。
だってナツくんが…
ナツくんが私のこと…好き……?
そんなことって……
「俺じゃ、ダメ…?」
ナツくんの長い指がそっと私の頬に触れる。
ドキドキしすぎて壊れてしまいそう。
実感がわかない。夢みたいで…。
だけど確かな感触は、これが夢じゃないと語っていた。