【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
…っ!
「…避けてた?」
「うん。違うの?」
「ち、違うよ…!
私はただ、恥ずかしくて…どうしていいかわかんなくて…」
確かに、恥ずかしくて目をそらしちゃったりしたけど、避けてたつもりはないのに…。
でもナツくんからしたらそう見えたよね。
だからあんな態度だったのかな?
「ごめんね…。でも、私もよかった。
ナツくんとこのまま話さないで夏休みになっちゃうんじゃないかと思ってたから。
だから…追いかけて来てくれたときはホントに嬉しかった」
私が照れながらそう言ったら、ナツくんもまた照れくさそうに笑った。
「…まぁ、ある意味あの先輩のおかげだけどな。
マジで取られるかと思って焦ったし」
「…っ」
取られるって…。
「でも元はと言えば、あの日花鈴があそこで邪魔してきたせいだからな」