【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
「…で、なに?話って」
お風呂上がり、花鈴が足にクリームを塗りながら聞いてくる。
私はベッドの下に正座して、膝に置いた手をぎゅっと握りしめた。
「あ、あのね…実は…私ね、」
非常に言い出しにくい。
緊張する…。
ただ事実を伝えるだけだというのに、私はまたしてもひどく臆病になっていた。
でも黙ってるわけにはいかない。
言え、言うんだ。
だって花鈴にはもうハルくんがいるじゃない。
深呼吸をひとつして、また息を吸う。
そして思いきって口を開いた。
「な…ナツくんに告白されて付き合うことになったの…っ!」