【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
今にも額と額が触れそうな距離でじっと見つめられる。
「鈴菜ちゃんさぁ……男ナメてんの?」
「えっ……」
「さっきからそれ、抵抗してるつもりなのかもしんないけど、意味ないから。
だいたい人数合わせとかいってもさ、合コン来てる時点で男に飢えてるとみなされるの当たり前だし。
ほんとは興味あったんだろ?」
「……っ、」
じりじりと詰められる距離に、恐怖のあまり涙が出てきそうになる。
「それとも何?俺じゃ不満なわけぇ?」
松村くんの視線が、言葉が、私を追い詰める。
「さっきから煮え切らない態度ばっか取りやがって。
期待させたぶんの責任取れよ」
「や……だ……っ」
あぁどうしよう。
もうだめだ……。
どうしてこういう時いつも言葉が出ないんだろう…。
だれか…助けて……。
…………ナツくん!
だけど、そう言って彼が私に唇を近付けてきた瞬間だった。
――ガシッ!!
「てんめぇ!人の彼女に何してんだよッ!!」