【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
慌てて立ち止まって大声で力説する。
「ちがうの…っ。ナツくんには、あとでちゃんと話そうと思ってたの…。
だけどその時は私、花鈴を止めなくちゃってことで頭がいっぱいで。
それに、電話に出れなかったのも、ちょうど充電が切れちゃっただけで……」
なんだかすごく言い訳みたいだけど、本当のことだから。
ナツくんには本当に悪いなって思ってた。
だけど花鈴のことを考えたら言えなくて…。
「でもこんなこと今回限りだし、私もう二度と合コンなんて行かないから…っ!」
今回ので本当に懲りたから。
だからもうナツくんを困らせるようなこと、絶対にしない。
私が必死の表情で訴えると、無言でこちらをじっと見つめるナツくん。
その視線に信用されてないのかな、なんてドキドキしたけれど、なんとかして反省の意を伝えたかった。
「本当に、ごめんなさい……」