【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!

そんなこと言われたら顔が真っ赤になってしまう。



まつりんはまるで面白がってるかのようにニヤニヤしてるし、しまいには耳元でボソッと、



「……進展あったら教えてね?」



なんて言うもんだから、恥ずかしさのあまり、その場から逃げ出すようにして急いで教室に戻った。



「…あっ、もうすぐ授業始まるっ…!」



あぁもう、どうしよう。


みんなにナツくんのことばかり聞かれるよ。



モテる人の彼女になるって大変なんだなぁ。



常に体中がくすぐったいような、変な感じ…。



「なぁ夏希!」



すると、教室のドアの近くまで来た時、急に声がして。



チラッと中を覗くと、入り口の近くで男子二人とナツくんが一緒に会話をしているのが見えた。



思わず身を潜めるようにして一歩下がる。



そしたらその男の子がナツくんにこんな質問をし始めて。



「お前さぁ、鈴菜ちゃんと付き合ってるって、マジなの?」


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