【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
廊下を抜けて、下駄箱で靴を履き替える。
昇降口から外に出ると、まだ夏の日差しが残っているかのようで、すごく蒸し暑かった。
みんなの視線にドキドキしながらナツくんの隣を歩く。
ちょうど帰りの時刻なので人がいっぱいで、自意識過剰かもしれないけど、すごく見られているような気がする。
恥ずかしいような、くすぐったいような……早く校門を出てしまいたいような…。
するとその時ナツくんの手が私の手にパッと触れて。
そのままぎゅっと優しく握られた。
……どきん。
えっ……?
わあぁ…、ど、どうしよう…。
手繋がれちゃった。
みんな見てるのに…。