【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
言った瞬間自分でもビックリする。
私ったらなんてこと口にしてるんだろう。
離さないでとか、恥ずかしすぎるよ……。
そしたらナツくんは一瞬驚いたように目を丸くして、それからフイッと顔を横に向けた。
そしてため息をふぅっと吐き出す。
「お前……たまにすげぇこと言うな…」
「…えっ!ごめん…っ」
ど、どうしよ……。
だけど、よく見るとその横顔はすごく赤くて。
もしかして、私が今変なこと言ったから…?
ナツくんはそのまま手をぎゅっと握り返す。
「……わかった。じゃあもう離さねぇから」
どきん…。
「つーか、俺も離したくねぇし」