【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
ドクン…。
友達の飯田(いいだ)さんと一緒に、腕を組みながらこちらを見てる。
その表情はまるで、こちらを睨んでるような、馬鹿にしているかのような……。
私は思わずうつむいて、ゴクリと唾を飲み込んだ。
「今日も放課後残って打ち合わせだし。
マジ俺クジ運悪すぎなんだけど……って、どうした?」
するとそんな私の様子にすぐナツくんは気が付いて。
心配そうに顔を覗き込んできた。
「なんか顔色悪いけど…」
そう言って私の頬に手を触れてくる。
だけど私はそれさえも、篠田さんに見られているんだと思ったら怖くて。
「あ…、ううん。大丈夫だよ。
ちょっと寝不足なだけ」
内心ヒヤヒヤしながら笑ってごまかした。