【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!

下を向いて無言で唇をかみしめる。



すると篠田さんは私の肩にポンと手を置くと、



「まぁせいぜい心変わりされないよう頑張って~」



それだけ告げてその場を去って行った。



じわりとにじむ涙を必死でこらえる。



ふと廊下にいるナツくんのほうに目をやったら、彼はまだ松下さんと話をしていた。



松下さんの持ってるノートを覗き込んで、二人で色々相談しているみたいな感じだ。



それを見たらますます泣きたくなって。



私、調子に乗ってたのかな…。



初めての彼氏ができて、それがみんなが憧れるような素敵な彼で、しかもすごく大事にしてくれて……。



幸せすぎて、自分に似合ってるかどうかとか、そんなこと考えたこともなかった。



私、ナツくんにふさわしくないのかな?


そもそもナツくんに好きになってもらえるほどの魅力が自分にあるのかな?



わからないよ……。



わからなくなってきちゃったよ……。


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