【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
そんなこと言えるわけがないよ。
やりたくてやってるわけじゃないだろうし、松下さんだって頑張ってるのに……。
でも私がブンブン首を振ったら、そこでまつりんが静かにつぶやいた。
「いや、言うならこのみちゃんにじゃなくて、夏希くんにね」
「えっ?」
「文句言うのはどうかと思うけど、少しくらい不安なことは話してもいいんじゃないかな?
だって実際あの二人のこと噂する奴らもいるわけだし、鈴菜がそれで嫌な思いしてるのは事実なんだし。
自分の彼氏がほかの女と親しくしてるのは誰だって嫌だよ。
だからそれはやんわりと伝えたほうがいいと思う」
「え……でも…」
そんなこと言ったら、実行委員の仕事の邪魔してるようなものだよね?
ただでさえ忙しい中頑張ってるのに、私がそんなこと言ったら……。
「い……言えないよ。
頑張ってる二人を邪魔したくないし、ナツくんの負担になりたくない…。
不安なのは本当だけど…それも私のわがままだから。
ナツくんのこと困らせたり、したくないよ」