【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
あれ、私何やってるの…?
ボーッとしてたら職員室の近くまで来ちゃった。
慌てて下駄箱へと引き返す。
すると、後ろから聞き覚えのある声がした。
「まったく星野、お前って奴は。
なんで毎回毎回補習をサボるんだ?
お前だけだぞ、プリント終わらせてないの」
「えーっ、だってあんなの無理っすよ〜」
星野くんと、英語の矢田(やだ)先生の声。
星野くんはどうやら補習をサボって先生につかまったみたい。
チラッと後ろを振り返る。
するとちょうど星野くんとバッチリ目が合って。
彼は私を見つけるなり、笑顔で手を振ってきた。
「すずちゃん、ばいばーい!」
「あ、バイバイ…」
私も一応振り返す。
するとそれを見てた矢田先生が、
「おぉ、笹本か。お前いいところにいた」
えっ…?
「お前たしか、英語得意だったよな?」