【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
相変わらず嫉妬深い花鈴は、ちょっとハルくんが女子にチヤホヤされただけでも怒ってしまう。
だけど私は彼女のそんなところが羨ましくて、自分もそのくらいストレートに言えたらなぁ…なんて思いながら見てた。
ナツくんと松下さんは、今日も朝から二人でいろんな打ち合わせをしてる。
それを見るたび胸がズキズキ痛む。
もちろん、自分のクラスの手伝いもするけれど、ナツくん達委員長はまた別の仕事もあるらしくて、忙しそうにあちこち走り回っていた。
なんだか忘れられてるみたいな気持ちになる。
仕方ないってわかってるのに。
今日は朝からほとんどナツくんと会話をしてない。
唯一二人で過ごせるお昼休みも最近は会議だし、恋人らしいことは何もない毎日が続いて、いつしかそれに慣れてしまいそうな自分が怖かった。
「はー、夏希も大変だよね〜。
てか、なんでうちの学校の学祭委員あんな忙しいわけ?
学祭に力入れすぎなんだよ。テキトーに楽しくやればいいじゃんね」
「…たしかに」