【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
シブい顔してたけど、それを見た男子たちが。
「夏希お前照れてんじゃねーよ!」
「ほんとは可愛いと思ってんだろー!」
「は?うるせぇ、照れてねぇだろ」
ニヤニヤと冷やかすもんだから、ますます胸が苦しかった。
ナツくんだって言わないだけで、絶対可愛いと思ったよね。
っていうか、あの姿を可愛いと思わない男子なんているわけがないよ。
そのままアイドル衣装の松下さんに引っ張られ、連れていかれるナツくん。
私が彼女だってことなんてもう、みんなに忘れられているかのようで、泣きたくなってきた。
するとその時、背後から聞き覚えのある笑い声が。
「あはは!ちょーウケる!
どっちが彼女かわかんないね~」
振り返ると、楽しそうに手を叩きながらこちらを見てる篠田さん。
「見た〜?あの衣装。あれじゃメイド服着ても勝ち目ないね。
もう諦めたほうがいいんじゃないのー?」
落ち込んだ顔の私を見て面白がってる感じ。
だけどやっぱり、何も言い返せなくて…。
「夏希くんこのみちゃんと最近仲いいもんね~。
ぶっちゃけ彼女といるよりも、あの子といたほうが楽しいんじゃない?
あー残念だったねー」