【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
よく見たらその人は三年生で、生徒会の副会長さんだった。
一体何の用だろう…。
「えっと、このクラスの子?」
「はい」
「ならよかった。
これ、文化祭実行委員さんに渡しといてくれない?
資料なんだけど」
副会長はそう言うと、私に資料の冊子を手渡す。
実行委員ってことは、ナツくんだ。
ナツくんに渡すのかぁ…。
「それじゃよろしく!」
忙しそうな様子ですぐその場を去っていく副会長。
私は正直今、ナツくんに会いに行くような気分じゃなかったけれど、頼まれたので仕方なく渡しに行くことにした。
ナツくんはさっき松下さんとどこかへ行ったっきり、そのままだ。
探しに行かなくちゃ。
どこにいるのかな……。
今頃二人は何してるんだろう…。