【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
「なにしてんの?」
さらに話しかけてくる夏希くん。
「え…えっと、読書を…」
「へぇ」
「……」
だけどせっかく話しかけてくれたのに、口下手なため会話が続かない。
嬉しいけど、予想外でどうしていいかわからなくてうろたえてしまう自分が本当に嫌になる。
「…また同じ頭してんのな」
夏希くんはそれだけ口にすると、すぐ近くの自分の席まで去っていった。
ドキドキドキドキ…
ほんの一瞬の出来事なのに、なんだかものすごく心臓が忙しい。
それにしてもびっくり。
夏希くんがまた私に話しかけてくれるとか…
1日経ってまた元の世界に戻ったと思ってたのに。
昨日ので少しは親しくなれたってことかな…。