【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
*もう逃げない
――そして迎えた文化祭当日。
朝から学校中が大賑わいだった。
登校するとみんな、制服から衣装やクラスTシャツに着替えて自分の持ち場に着く。
私も花鈴と一緒にさっそく黒のメイド服を着させられて。
「うっわぁ~、双子メイド、超可愛い~!!」
二人並んで同じポーズをとる。
するとみんながこぞってカメラのシャッターを切った。
「やっぱりこうしてるとどっちかわかんないね。
ハルくんはわかるんでしょー?」
クラスの女子がそこにいたハルくんに声をかける。
そしたらハルくんは、意外にも自信満々に答えた。
「もちろん。
こっちが俺の花鈴♪」
まったくもって迷うことなく、花鈴の肩を抱く。
いつの間に間違えなくなったんだろう。
「きゃーっ!俺のだって~!」
「なにそれ~!もう、羨ましすぎるから~!」
朝からラブラブ全開の二人を見てたら、なんだかとても癒された。