【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
結局あのあとナツくんからは一度も連絡がなくて。
学校に着いても話しかけて来ることはなかった。
ナツくんだってきっと、今私と顔を合わせたくないよね。
本当だったら学祭、一緒にまわりたかったのに。
きっともう、無理だろうなぁ…。
自分が悪いのに、思い返すとまた泣きたくなってくる。
こんな浮かない顔して接客なんて、来てくれるお客さんにも失礼だよ…。
だけど、なかなか気持ちを切り替えることができなかった。
辛いなぁ……。
「それじゃあ喫茶、オープンしまぁーす!」
午前シフトのリーダーの子がみんなに声をかける。
その瞬間、教室のドアが開いて、お客さんたちが流れ込んできた。
みんないっせいに接客モードになる。
「いらっしゃいませ!ご主人様!」