【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!

相談してみればよかったのかな…。



今更ながらそう思う。



するとまつりんは、下を向いてうつむく私の手をとって。



「ちょっと、話す?」



包み込むような笑顔でそう言ってくれた。



「…うんっ」



吸い込まれるように返事をする私。



ありがたいなぁって思う。



どうしようもなく辛くて、泣きそうな時に、手を差し伸べてくれる友達がいる。


支えてくれる人がいる。



花鈴もそうだけど、そういう存在がいてよかったって、心の底から思った。



時には誰かに頼ることも、必要なのかもしれない。



まつりんに導かれるまま教室を出る。



そして、私たちは人けのない空き教室へと向かった。



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