【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
学祭の真っ最中だというのに、クラスから離れてステージの設営なんかやってる俺。
どうやら昼から告白大会とかいうのを中庭でやるらしく、またしても実行委員の俺は駆り出された。
どうなってんだよ、この学校。
たかが学祭委員になっただけで、なんでこんなにコキ使われなきゃなんねぇんだよ。
不満を募らせながらもなんとか仕事を終わらせる。
このあとはまたクラスに戻って執事の姿で接客だ。
はぁ…。
ひと息つく暇もないスケジュールに、めまいがしてきそうだった。
早歩きで教室へと向かう。
汗だくの体をうちわでパタパタ扇ぎながら。
すると向こう側から、見覚えのあるメイド服姿の女子が一人歩いてきた。
それを見て一瞬ドキッとする。
だけど、違う…。
あれは鈴菜じゃない、花鈴だ。