【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!

鋭い言葉に心臓がドクンと音を立てる。



「自分に自信がないから?

このみちゃんが可愛すぎるから?

だからって夏希くんの気持ちまで信じてあげないわけ?」



「そ…それは……」



「このみちゃんと夏希くんのこと、嫉妬する気持ちはわかるけどさ、だからって何も言わないで、あきらめて逃げちゃダメだよ」



「……っ」



まつりんの言うことはもっともだった。



確かに私、逃げてばっかりだ…。



「鈴菜は夏希くんにちゃんと、自分の気持ちを自分から伝えたことある?」



「えっ…」



自分の気持ち…?



たぶん、ちゃんと伝えられてない…。



いつも口に出せなくて、自分の中にためこんでいくだけ。



そういうところにナツくんはきっと呆れちゃったんだ。



「……ない…かも…」


< 461 / 497 >

この作品をシェア

pagetop