【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
松下さんはそのままナツくんをグイグイと引っ張って、控え席のほうまで連れてくる。
それに困った顔でついてくるナツくん。
それはどこからどう見ても、今からこの告白大会に参加するようにしか見えなかった。
今からこのステージで、松下さんが、告白……?
さっきの女の子みたいに。
そうしたらもう、学校中でそれが噂になるに決まってる。
ナツくんだって、もしかしたら気持ちが揺らいでしまうかも。
嫌な想像が、ぐるぐると頭の中を駆け巡る。
嫌だよ…。
私、ナツくんとまだ、ちゃんと話せていないのに。
仲直りもできないまま、このまま松下さんのところへ行ってしまったりしたら……
そんなの…絶対に嫌……っ!
「だ、ダメっ…!!」
――ガシッ!!