【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!

松下さんはそのままナツくんをグイグイと引っ張って、控え席のほうまで連れてくる。


それに困った顔でついてくるナツくん。



それはどこからどう見ても、今からこの告白大会に参加するようにしか見えなかった。



今からこのステージで、松下さんが、告白……?



さっきの女の子みたいに。



そうしたらもう、学校中でそれが噂になるに決まってる。



ナツくんだって、もしかしたら気持ちが揺らいでしまうかも。



嫌な想像が、ぐるぐると頭の中を駆け巡る。



嫌だよ…。


私、ナツくんとまだ、ちゃんと話せていないのに。



仲直りもできないまま、このまま松下さんのところへ行ってしまったりしたら……



そんなの…絶対に嫌……っ!



「だ、ダメっ…!!」



――ガシッ!!


< 471 / 497 >

この作品をシェア

pagetop