【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
ナツくんはその後ろで唖然としてる。
松下さんも固まってる。
だけど数秒間の沈黙のあと、彼女から返ってきたのは……
「……ふふ、」
なぜか微笑ましいものでも見たような笑いだった。
あれ……?
なんで笑ってるんだろう…。
一気に体の力が抜ける。
すると松下さんは後ろを振り返って、ナツくんに話しかけた。
「あーよかったじゃん!夏希くん!
彼女やっと見つかったね!」
え……っ。
そして再び私のほうを見ると、ニッコリ笑いながら、
「大丈夫だよ、彼女さん。取らないから」
そう言われた瞬間、目が点になった。
え……なに…?
あれ……?何がどうなってるの……?
だって今、松下さんがナツくんを引っ張って、告白大会に参加しようとしてて、私はそれを引き止めて……のはずじゃ…。