【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
わけがわからず立ち尽くしていると、松下さんはナツくんの腕から手を離して、笑顔で一歩下がる。
そして…
「それじゃ、私はこれで。
お幸せに~」
ニコニコと手を振りながら、どこかへ消えて行った。
ざわざわと再び騒ぎ始める人たちの中、私とナツくん二人が取り残される…。
ど…どうしよう……。
ポカンとしたまま、どうしていいかわからずにいると、そこでナツくんが私の目の前へと歩み寄ってきた。
「鈴菜…」
どきん…。
今日初めて、ちゃんと目を合わせた気がする…。
初めて話しかけられた。
あぁ、泣きそう……。
「……ど…どうして?
告白大会に、参加するんじゃなかったの…?」